手彫りと手描きのダラーナホースは知っていますでしょうか??
長年にわたってスウェーデンの伝統工芸品のシンボルとなり、スウェーデンで最も人気のあるお土産の一つとなっています!!
ただみたことはあってもどんなものなのか??わかりませんよね(笑)
そこで今回はスウェーデン発祥の手工芸品【ダーラナホース】とは? 伝統の作り方や名前の由来・歴史などの紹介!!
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ダラーナホースとは??
スウェーデンのシンボルといえば、【ダーラナホース】ほど有名なものはありません!!
ダラーナホースは日本でいう輪島塗などの伝統工芸品で世代から世代に渡されており、今日ではスウェーデンの少数の生きている民間の伝統の一つです!
工房で作成されており、木材から手作業で馬の形に加工を行い熟練した芸術家の手で絵付けをします。大体のデザインはほとんどは伝統的な赤みを帯びた色ですが、同じ工房では青や黒、自然な色の馬も生産されています。割と様々な色やスタイルの馬が作成されているので自分オリジナルの馬を作っている方も(笑)
またスウェーデンや北欧の輸入品を集めたギフトショップにはかならずあるので現物を見たい方は近くのお店で見てみるのもいいかもしれません!
ダーラナホースの歴史
ダーラナホースは何を表現してるの??
伝統的には、この工芸品の起源となった木工や兵士を称えています。ヌス=モラ地域のダーラ馬は、1800年代にはおなじみの鮮やかな装飾で初めて登場し、カービット(花柄のサドル)が定期的に追加されました。
このデザインは、聖書の物語の中で、ヨナがニネバの町の外に座っていたところ、主が砂漠の太陽からヨナを守るために、彼の横にカービット(瓢箪の蔓)を生やしたことに由来しています。
ダーラナホースの歴史
ダラーナホースが鮮やかな色とその古典的な形を取り始めた1800年代初頭にあった。
ダラ馬の生産はモラ県外の4つの村、特にヌスナスの小さな集落に集中し、現在も生産されています。1939年、ニューヨーク万国博覧会のスウェーデン館の外に巨大な馬が置かれたことで、ダラーナホースは世界的に知られるようになりました。
翌年には2万頭のダラーナホースが生産され、ニューヨークに出荷されました。
ヌスナスのオルソン兄弟
ヌスナスのオルソン兄弟は、一家の収入を補うために馬を彫るようになりました。
長兄のグランナス・アンダースは1922年、26歳の時にダーラ馬の生産を始め、その他の商品は旅のセールスマンを通じて販売した。弟のニルスとヤンネスは、放課後に馬を彫る手伝いをしていました。1928年、ニルスが15歳、ヤンネスが13歳の時、二人はノコギリを購入するためにローンを組んで小さな工場を始めました。
そのリスクが実を結び、オルソン兄弟の子孫は、1世紀近く経った今でもヌースネスでダーラ馬を作っています。
ダーラナでは、オルソン兄弟の工場を見学し、ダーラ馬の生産を見学することができます。グランナス・A・オルソンとニルス・オルソン・ヘムスロイドは、モラから約10km離れたヌスネスに隣接している。
ダーラナホースの作られる過程・作り方
ダーラナホースの生産には約2週間かかります。
どのようにダラーナホースを作ることが出来るのか??
家庭で作成の際にも応用できますの見てみましょう。
まず馬を形作る
ダーラナホース用の木は、ヌスナスが位置するシリヤン湖周辺森の木が利用されます。
↑家庭で作成する場合は通販やホームセンターで購入しましょう。
①選択して準備した木材にテンプレートを打ち込みます
②電気のこぎりを使用して、馬は切り取られ、おおまかな形に整えていきます。
③次に、手作業で彫り、目的の形状になるまで滑らかにします。
↑このようなものを使用すると研磨時間が短縮できる
ベースカラーを決める
次は馬のベースカラーを染色していきます。
馬は、伝統的には赤ですが、現在では他の色も使用されていますので好きな色を選択しましょう。
①汚れでもいい場所を作り、染料を馬にかけてムラなく染色します。
↑塗るよりも染料をかけて色付けするほうがおすすめ。
②凹凸がなくなるように磨いていきましょう。
装飾デザイン
馬が乾くと、細かい作業が始まります。
熟練した職人は、油性塗料を使用して、伝統的なデザインのバリエーションを各馬にペイントします。
↑できれば油性塗料を使用したほうがきれいに塗ることが出来る
スウェーデンにはオシャレなものがたくさんあるので是非旅行に行った際は購入しましょう
↑おすすめのお土産はこちらを参照